妊娠中絶について

 妊娠中絶については、大変難しい問題を含みます。中絶の是非はともかく、外来でよくある質問に、一般に答えている内容を書いてみました。産む、産まないは最後は自分で決めなければなりません。以下の記述が参考になれば幸いです。
妊娠中絶は薬でできるの?
 日本では妊娠11週までは、麻酔下で機械的に処置するのが普通です。妊娠12週以上だと薬を使いますが、入院して普通の出産のような形をとります。12週以上だと、とても大変になります。
 妊娠12週とは妊娠4ヶ月目と言う事で、月経周期が28〜30日位の人で、予定月経が来ないと妊娠4週(妊娠2ヶ月目)となります。2回生理が来ないと妊娠8週(妊娠3ヶ月目)となります。3回生理が来ないと妊娠12週となります。妊娠中絶は妊娠21週までしか出来ない事になっています。

妊娠中絶はいくらかかるのですか?
 自費診療になるため、施設によりさまざまです。未産婦、経産婦、妊娠週数、入院の有無妊、合併症の有無などにより複雑で、娠11週までなら10万円前後から20万円といった所でしょうか、都会では高いようです。当院は田舎なので、うんと下の方です。これが妊娠12週以上になると大変です、普通の分娩と同じになってしまいます。

妊娠したばかりのときは、薬だけでで中絶はできないんですか?あと友達で、妊娠して、お金がないからおなかをパンチして強引に中絶した人もいるんですけどそーいうのをやるとどうなるんですか?
 多くの人は生理が遅れたため産婦人科に来ます。生理がこない人には、妊娠している場合と、排卵していなかったり排卵が遅れている人もいます。生理が遅れているだけの方は、薬を飲めば生理が来ます。これを間違えて薬で流産できたと思ってしまう人もあります。日本では、妊娠している場合は薬では純粋な意味では流産しません。ただし、普通に妊娠していても、そのうちかなりの数が、自然に流産します。超音波検査をして胎児心拍が見えるものは、流産しません。
そういった意味では正常妊娠であっても何らかの方法で胎児死亡を起せば、流産します。ただし大変危険なことで、江戸時代は母体死亡が少なくなかったのです。その後も流産処置後感染して不妊症になったりした時代がありました。現在では正しい処置をすれば、妊娠中絶の後遺症について心配する必要はそんなにありませんが、めちゃくちゃな事をやってうまく流産しても、その後を考えるととても怖い事です。失敗すれば死ぬ事もあります。何といってもいつかは赤ちゃんを産みたいと思っている人が大部分ですから、めちゃは、絶対いけません。
それに妊娠した事はそんなに悪い事ではないので、少なくとも犯罪を犯したわけではないんですから、まず妊娠した相手の男、ダメなら理由を言って誰かに借りれば、最後は親にでも相談しましょう。多くの場合お母さんは思ったほど、怒らないものですよ。お父さんは娘より相手の男に怒りをぶつけたり、お母さんに怒ったります。話がどんどん難しくなります。それにお父さん自身が可哀想で、なるべくお母さん止まりにしましょう。.お母さんはやっぱり強いのです!

男女共に未成年で、中絶したいんですけど、親の同意書は必要ですか?もし、同意が必要なら、両方の親からの同意が必要なんですか?
保険証は、診察の時にほしいんですか?

 施設によって違うようです。未成年ですから正式には契約と言うものが出来ません。中絶手術は大変重大なことですので、どうしても成人の方の了承が必要なのです。
 当院では、手術の前にいろんなお話を聞きます。状況によっては、条件その他を考慮し、親の了承は必ずしも必要としていません。だってそんなことを親に言うのはとても辛い場合もあるからです。しかし両方とも未成年の場合、契約は出来ませんので、誰か一名成人の人の(たとえば先輩とか、お姉さんとか、)サインと捺印をいただいています。結果などについては、本人で責任を負える人であることが条件です。あまり若い方同士などの場合は、こちらから連絡するようなことはありませんが、やはり親か、お兄さんとか、お姉さんなどがいないと自分たちだけで解決することは、金銭的なこともあり難しいかと思います。
 保険証はあったほうが、ほかの病気になっているような場合、安く済みますが、親の保険ですと、場合によっては使用したことがわかることがあります。そのときは適当な言訳などを考えておくと良いかもしれません。
 中絶手術自体は、保険が利かないので保険証はあっても無くても同じです。
 ちょっと私的な意見ですが、妊娠はそれほど悪いことではありません、少なくとも犯罪を犯したわけではないのですから、場合によっては親に話すのも、一番良い解決になる場合もあります。あなたたちが思っているほどお母さんは怒らないものですよ!やっぱりお母さんは強いのです。お父さんは怒るから、よほどの場合以外はやめといたほうが良いかもしれません。


妊娠中絶は時間がかかる?
 妊娠11週まででしたら、日帰りで出来ます。翌日は自宅安静が必要です。当院ではその後の、避妊の指導もしています。

妊娠中絶をすると、あと妊娠しなくなるのでは?
 それ程心配する事はありません。けれども性感染症になっている場合などは心配な事があります。当院では手術前に感染症の検査をしてから、手術をしています。又もともと妊娠しにくかった人が、たまたま妊娠した場合もあるわけで、既に子供のある人はともかく、初めて妊娠した人は、良く考えないといけません。女性は加齢とともにだんだん妊娠しにくくなって行きます。30歳以上で始めて妊娠した人なども、今後の事を良く考えて決断する必要があります。

妊娠中絶の後遺症は
将来妊娠した時奇形児が出来るような事は?
 適切な処置をされれば、それ程心配な物はありませんが、精神的なショックが大きいようです。妊娠12週以上の中絶は次の妊娠で、早産し易くなる可能性は少しあります。女性にとって妊娠の継続を中断する事は、どんな理由であっても悲しい事です。
 次回の妊娠には影響ありません。しかし女性は年齢と共に、特に35歳以上になると胎児の染色体異常が多くなります、また流産率も多くなってきます。

妊娠したかと思うと怖くて、如何したらいいのでしょう?
 怖くありません、妊娠した事は別に犯罪をしたことでは有りません。妊娠中絶を受けることも、本人にとって悲しい事ですが、犯罪では有りません。
 何かと暗いイメージが付きまといますが、日本では純粋な意味での中絶法が無いのも一因です。母体保護法という法律で行われています。この法律を拡大解釈して手術が行われているのです。

産みたいのだが相手が結婚を嫌がっている、あるいは自分が結婚したくない?
 都会では独身のまま産む人もいますが、世間の風当たりが強く田舎では大変ですし、経済的にも大変です。まず自分の両親を説得し、一度結婚して出戻ったと思ってもらうのも一法です。産んでしまえば孫だから可愛がってくれます。

産んでいいのかいけないのか、相手の意志がはっきりしない?
 一番いけないパターンです。胎児はどんどん大きくなっていきます。女性の方はどんどん産みたくなっていきます。なるべく早く結論を出しましょう。結婚に適さないのに、産みたいだけで無理に結婚するのも問題です。でも、たとえ離婚になっても、産んだ事を後悔する人は少ないようです。やっぱり出産は人生の最大の喜びで、子供は最大の宝物なのです。

妊娠したけど相手の男性に対して愛情が無くなった
 もともとそう言うものなのです。妊娠すると、彼氏の事よりお腹の赤ちゃんのほうが大事になってくるのです。実際に産んでみると、もっと赤ちゃんが大事になってきます。女性はそうゆうふうに作られているのです。ですから結婚してから、子供を作る方が無難なのです。結婚の見通しがはっきりしない時は、絶対避妊をしましょう。 避妊についてはクリック»»»»避妊相談

私には現在息子が二人いますが、避妊をしなかったため3人目ができてしまいました。子供は2年おきに3人、3人目は産み分けをし、絶対女の子と主人と決めていたので計画外と言うことと、仕事の事やお金の事もあり中絶しようか迷っています。私は中絶が初めてで中絶すると、今おなかの中にいる子供に申し訳なくてなかなか決断できません。主人はどうしても女の子が欲しいといっているし最後の子なのでできる限りのことをして、それでも男の子だったら諦めも付くし、くいの残らない妊娠を望んでいるので今回はいい意味で中絶したら?と言います。私の決断待ちなのですが、自分たちの不注意で子供を犠牲にしてしまうし、子供ができない人が聞くと贅沢な悩みだし、子供の事をずっと考えてしまいそうで・・・けれども私も最後の子なので後悔はしたくないし女の子が欲しいです。こんな相談なのですがどう思われますか?
  どうにも難しい問題で、答え様がありませんが、あくまで私自身の個人的な意見と思ってください。失礼になるかもしれないので心配です。
 どうしてそんなに女の子にこだわるのか不思議です。冷静に考えれば、今居る子が可愛ければ、もし次の子が男の子であっても同じように可愛いに決まってます。産んでしまえば後悔などしないものです。どんな事情かわかりませんが、個人的には世の中、男とか女とか如何でもいいと思ってます。
 「できる限りの事をして男の子だったら」と有りますが、できる限りの事をしたいのなら4人でも5人でもというのができる限りということだと思います。「悔いの残らない妊娠」と有りますが、中絶ほど悔いの残る行為は無い物ですよ。いいとか悪いとかでは有りません、悲しい事です。一生の中で一番悲しい思い出になるかもしれません。仕事をしていて感じるのですが、過去の中絶の話になると、どの患者さんでもとても悲しい顔をされます。そして何か産めなかった言い訳をされます。それを見ているだけで、わびしい物です。
 仕事の事、お金の事であれば中絶もしかたないと思います。それに諦めもつくというものです。お金と暇があれば子供は多いほうが良いに決まってます。けれども一番ままならないのが、お金です。
 道徳的なことを言っているのでは有りませんし、お便りからかってに判断して物を言ってます、失礼の段ご容赦願います。

妊娠した事をずぅ〜っと言わなかったらしく5ヶ月目になってしまってるそうです 。友達はその子と結婚する気は無いのですが、女のこの方は結婚したいみたいなんです。私的にはそんな中に生まれた子供だってかわいそうなだけだから皆不幸になるよ りは望まれて産まれてきたほうが良いと思うのでもし下ろせるなら中絶した方が良いと思うのですが・・・。ギリギリできませんか? このままではみんなかわいそうな結果になってしまうと思うので良い方法があっ たら教えて下さい。

 週数が正確にかかれていないため、判りませんが妊娠22週以後であれば妊娠中絶は出来ません。ギリギリの週数であればギリギリできるかも。それ以上であれば、産むしかありません。仮に産んだ場合、養子に出すという方法もあります。赤ちゃんを欲しい人は一杯います。いろんな方法がありますが、あげた場合直接会う事や連絡する事は出来ませんが協会を通じて様子を聞く事はできる、そんな方法もあります。けれども実際に産むと可愛くなってそのまま育てる人が多いようです。
 男性の側の責任に就いて述べます。もし認知を求められた場合は拒否できません。しかしかってに産んだ場合、養育費などは必ずしも払う必要はありません、無論結婚しなければならない事も全くありません。認知に付いては疑問があるかもしれませんが、これは生まれてくる赤ちゃんの権利なのです。
 結局、両者の話し合いですが、女性はお腹が大きくなるともうどうしても産みたくなるのです。そういう風に出来ているのです。そんな中で生まれた子供が可哀想だと有りましたが、極端な話、殺すのがいいのかといわれれば、産む事に反対できる人はいません。感情的に成らないで、話し合いましょう。
 いい助言になっていないかもしれません、医学より人生相談問題のようになってしまいました。

私は、中絶をしました。 処置をしてもらった病院について疑問があり、 相談にのっていただきたいとおもいました。 全くの予定外で交際相手との間に子供ができました。 相手と話し合い結婚して子供を育てていこうと決めました。 幸い双方の両親も認めてくれていました。 ところが、彼が突然結婚したくない、 子供も堕ろせと言い出して、結局中絶することになりました。 12週目に入ったところでした。内診で子供の頭の大きさを確認し、 「すぐに入院して、1日かけて子宮口を開いて 子供を出しましょう」と言われました。 指示どおり入院し、中絶をしました。 気持ちが落ち着いてから、疑問に思ったことが 2つあります。 1つは、子供の血液型やDNA鑑定を私の両親が 依頼したのですが断られてしまったことです。 相手も相手の両親も中絶費用とその後に検診等に係る 費用については負担すると言っていますが、 子供がいなくなってしまったら、 自分の子供ではないと言い逃れられても 何の証拠もなくなってしまうとの心配からです。 普通はこういったことはしないものなのでしょうか?
  もう1つの疑問は、私の知識のなさも問題でしたが、 健康保険の出産育児一時金の受給に関することです。 私は会社勤めをしていて、自分で健康保険に入っています。 通常のお産をした場合に自分の保険から出産育児一時金が 出ることは知っていましたが、死産の場合などでも 受給できることは知りませんでした。 中絶のことを会社では流産してしまったと話していたのですが、 社会保険の担当の人から、「もう4ヵ月入っていたなら一時金が もらえるんじゃないの?」と言われ、先日病院で中絶の場合も そういう給付金がもらえるのかを尋ねました。 すると、中絶でももらえると教えてくれましたが、 12週以降の中絶は、入院の日数が多くなり、 手術の料金も高くなり、大変になるから 週数を11週ということで、手術をしたと言われました。 また12週以降は死産届や埋葬の許可など 手続きもいるし、その費用もかかること、 こういう中絶という手術はこっそりと受ける人が大半なので、 健康保険の給付金を受けるということを 事前に私から申し出なければ、 そういう処置はしないとも言われました。 もう大分日にちが経っていて 今更言っても仕方のないことですが、 12週に入ったばかりという微妙な時期に 本人に相談もなく、処置の方法を決めるということがあるのでしょうか? 受付で健康保険証も提出していますし、 そういう説明を一切されなかったことに疑問を感じます。 どのように思われたか、ご意見いただければと思います。

 妊娠中の子供のDNA鑑定は出来ない事になっています。産まれた場合ですが、DNA鑑定をして証明されれば、男性側は認知を拒否できません。認知は貴女の権利というよりは、産まれた子供の権利なのです。中絶の費用は男性側が持つべきという決まりはありません。彼があくまで拒否すれば裁 判という事になります。自分の子供ではないと言い出したらとありますが、ですから中絶のときに承諾書を書くのです。全くひどい話ですが、しかし 結婚していないのですから、責任は自分にもある程度あると思わなければ成りません。  
 給付金についてはその先生のおっしゃる通りです。便宜上12週とされてますので、 ギリギリの場合どちらかに決めなければなりません。12週以上と成れば、中絶費用も 30万を越えます。ですから給付金を貰っても、それ以上の支払いになってしまいま す。11週までとしてくれたのですから、安く済んでいるのです。 本人に説明をするかどうかは微妙ですが、最終月経からでなく、胎児の大きさから決 めていますので、そのときの診断によります。患者さんには決定権はありません。貴女にとって有利な方法で処置してくれたのです。
 日本には中絶の法律がないのが 原因なのです。12週以上で病気でもないのに中絶を受ける人を想定していないので す。一応日本では妊娠中絶を受ける人は全て病気などによりやむをえない人だけと なっているのです。厳密な事をいうと中絶出来ない事になってしまいます。12週以上 にして実際にあなたが得をする事は経済的にも、職場での立場でもありません。給付 金を受けるには、職場で中絶の報告をしたりしなければ成りません。死産届も、埋葬も しなければ成りません。丁度ギリギリの場合、法律上と実際の臨床とでは違いが出てしまいます。このことを説明すると返って、微妙な問題もでてくるわけで、同業の私から見ても、 いい処置だと思います。医師の側からすれば、12週以上とすればいわゆる出産料金以 上になるのですから、安くやってく れたと感謝しなければいけません。
 回答に対する返事 更にそれに対しての回答
----- Original Message -----
丁寧なお返事ありがとうございました。

結婚していないのですから、責任は自分にもあると思わなければ成りません。
この言葉が胸に突き刺さるようでした。
赤ちゃんがお腹にいる間に、母親の気持ちを感じて本当に幸せでした。
だから、中絶したとき、子供を殺すという選択をした罪悪感に打ちのめされていました。
それを自分ではなく、彼の責任だと思っていました。
でも、自信を持って育てられない時期に子供を作ってしまったのは私達2人の責任ですね。
これから先、何があってもこんな悲しいことが起こらないように、今は反省するばかりです。
 そうです、産む権利も、中絶する権利も貴女にあったのです。

彼があくまで拒否すれば裁判という事になります。
これについては、いなくなってしまった子供のことを持ち出すのではなく、
婚約という事実があるので、正当な理由なく一方的に結婚をやめたということで
婚約不履行として訴えることを考えたいと思います。
 それでもいいと思います。金銭的にはかかった費用を請求できます。精神的なことに対しても請求できます。又手術前に同意書を書いているわけですから、否認できません。

給付金についてはその先生のおっしゃる通りです。
自分にとっては1番安全な方法で処置してもらえればよかったのです。
子供を失って給付金をもらいたいなんて思っていたわけではないのです。
専門的知識もない私に処置の方法を選択できるはずはないことも分かります。
でも、気持ちの問題として、担当の先生の言葉が足らなかったように思うのです。
例えば、「もうギリギリの大きさだから、明日入院してください」と言われて、ものすごく慌てたんです。
今回メールでいろいろ説明をしていただいて、何故そんなに急ぐ必要があったのか分かりましたが、
その時は中絶ということに動揺していたので、急ぐ理由について考える余裕はありませんでした。
そういう患者の心理状態を組んで、何故そんなに急ぐのかをもう少し詳しく説明してほしかったと思います。
 説明すると、微妙な時期である事が問題になります。又その診断はその先生の裁量ですから、如何しますかとも言えません。如何しますかと聞いた途端、貴女はそんなあいまいな物かと思うでしょう。その先生が12週未満といったら、12週未満なのです。選択の余地はありません。そうでなければ手術は出来ません。

 職場に中絶ではなく流産と言って休みを申請したばかりに、親切な担当者から
給付金の申請について話をされて、中絶でそういう給付金がもらえるのかも知識がなく、
中絶の事実も隠したくて、どう説明するばよいか分かりませんでした。
自分の勉強不足を棚に上げてるなって思います。
 中絶なのに、流産という事は違法なのです。中絶は病気とみなされないので、病気としての診断書は出ません。休みは有給で取らなければなりません。傷病手当金も貰えません。中絶なのに流産といった事に、罪の意識をもってください。このことが誤解を招いた原因なのです。

でも、あの時の悲しさと不安を思うと、今回いただいたメールくらいの話をしていただいたらもう少し精神的に落ち着いていられたような気がしてしまうのです。
 何度も言うように、いえないのです。医師の裁量なのです。迷わせるわけには行きません。どちらにしましょうなどとは、医師としていえない方が多いのです。ことがお金の事ですから、余計にそうなのです。
 私は医師としては、開けっぴろげな方で、平気で何でも言っているのですが、随分損をしている事も多いし、更に誤解を招くことも多いのです。メールで書くのと、話すのは違います。元はといえば法律が不備だからです。

 先日、中絶手術を受けた病院に経過を見ていただきました。
手術の時に担当の先生と初対面だったとはいえ
自分の治療のことを私自身がもっと積極的に考えていれば、
こうやって相談することもなかったかもしれないと思い、私なりに反省して
自分の体の状態、疑問点などをメモして行きました。
経過は良いわけじゃないけれど、ちゃんと先生と話ができたと思います。
それだけで安心できました。
もっと早く気づかなくてはいけなかったですね。
 どの先生でも、積極的に話せばよく説明してくれる物です。しかし患者さんの中には説明を嫌がる方も多いのです。特に中絶の時は余分な事を聞きたくないといった人が多いのです。
 きっと貴女でも手術前にはいろいろ言われたくないと思ったでしょう。おっしゃるように、そんな時期に中絶する人はよほどの人で、相手がいれば当然のごとく費用は男性が持つ事が多く、中絶で手当金を貰う事は殆どありません。法の精神から言っても、本当は貰えない可能性が多いのです。
 
 相談できてよかったと思います。
本当にありがとうございました。
 ここでよく失敗するのですが、余計な事かもしれませんが、怒らないでね・・・
 
 婚約を破棄するは、大きくなって中絶しろと言うは、彼の仕打ちには人としての許されない物があります。
 
 しかし男性は女性が妊娠した事に責任は感じるけれど、素直に喜べない事も多いのです。妊娠した途端、結婚はほぼ強制的にしなければ成りません。選択の余地がないのです。責任に耐えかねたのかもしれません。彼も被害者だったのかもしれません。
ですから結婚してから、またははっきり婚約してから子供を作った方が安全なのです。そういった意味では強引に産んでしまえば、結婚は出来たでしょう、将来離婚するかもしれませんが。
 
 所詮男性には妊娠の喜びとか、中絶の悲しさはわからないのです。逆に女性は妊娠した途端、男性への愛情より、子供への愛情ばかりになってしまうものなのです。産んでみるともっとそうなります。子供ができるまでは、ご主人の帰りを待って、遅くなると悲しいのですが、子供ができると、ご主人が仕事で泊まりだったりすると、〆たと思う様に成るのです。女性はそういう風に作られているのです。
 
 結婚とは人類が編み出した、最高の英知なのです。少なくとも世界の3大発明よりは上です。地球上のほぼ全ての民族が誰に習うとなく結婚という形を取っています。宗教、人種の違いを問いません。
  
 貴女にとってこんなに悲しい事は人生のうちでもう無い位でしょう。しかしそんな人と恋愛してたわけですし、そういった関係になってしまったのです。見る目がなかったのかもしれませんし、産んで欲しいと言わせるくらいに愛情が育たなかったのかもしれません。そんな人と結婚しなくてよかったかも知れません。担当の先生に対してもやや八つ当たりの感があるのは否めません。
 
 相手を責めるだけでなく、又悲しみに打ちひしがれるだけでなく、今度の事をいい糧としなければ、成りません。そうすればきっと素晴らしい人と恋愛でき、幸せになれると信じております!!
 

 言葉が過ぎる所もあるかと思いますが、心から述べました。

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