子宮筋腫、子宮ガンについて

子宮筋腫といわれましたが、手術しなければいけないのですか?

 子宮筋腫とは、子宮の筋肉が良性のできものになって、子宮が大きくなる病気です。30〜35歳ごろから起こって来ますが、とても多い病気で小さな筋腫は、誰にでも有るといっていいほどです。ではどういった人が手術の必要があるかといえば、一言で言うなら出血がひどいものです。つまり過多月経といって、月経が多くなってきます。ところが自分の月経が多いか少ないかは人と比べるわけではないので、それに徐々に月経が多くなってくるので、なかなか判りません。結論的には、月経が多いため貧血になる場合、手術を考えなければ成りません。それ以外は、よほど大きくない限り様子を見ていいと思います。子宮筋腫は悪性になる事は殆ど無いのですが、悪性が疑われた場合は絶対手術です。その他に筋腫の為妊娠しない場合も、手術が必要になる事があります。
 子宮筋腫は閉経といって月経が止まると小さくなってしまいます。ですから50歳前後の方は、閉経まで薬で頑張れれば、手術しないで済む可能性があります。現在子宮筋腫に対する薬は人工的に一時期閉経させる薬を使います。その間は子宮も小さくなり、むろん月経も無くいいのですが、薬を止めると又子宮は大きくなってしまいます。ずっと薬を使い続ければ良いのですが、6ヶ月ほどしか続けられません。直ぐには悪くならないので、漢方薬などでだましだまし悪化させないで、又ひどくなれば薬で閉経させるといった方法で、自ら閉経してしまえば手術はしなくとも済みます。しかし薬の副作用として更年期症状が強く出る方もありますし、閉経まで年数がある人には向きません。そんな方は手術が一番なのです。

子宮筋腫の手術とは全部取ってしまうのでしょうか?
手術をすると更年期症状が出るのでは?
 子宮筋腫の手術には、将来子供を希望する人は筋腫だけを取る手術をします。子宮は残しますが、又子宮筋腫が出来てくる事もあります。手術をしたら再発しないうちに早く子供を作りましょう。子供を産む可能性がない方は子宮を全部取ります。卵巣は残しますので、手術によって更年期になる事はありません。子宮が有っても無くても、いつかは更年期になり閉経します。子宮がないと月経が無いので、いつ閉経したのかは判りませんが、問題ありません。

子宮筋腫の手術はどんな風にするのですか?
 大きな筋腫を取る場合は腹式といってお腹を切ってとります。小さい筋腫を取る場合は膣式といって、膣から取ります。お腹に傷が残らないし、痛みが少なく済みます。薬で小さくして膣式に取れれば良いのですが、あまり大きい物や、お腹の中で癒着している場合は、腹式になります。


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